プロローグ
『The Luxury Strategy -ラグジュアリー戦略- (J・N・カプフェレ+V・バスティアン(著)、長沢伸也(訳))』
完読!
といっても、実は2周目です。
どんな本かというと
おそらく一般的な人には「読みにくい」上に「不要(ケースバイケースだが)」という感じしょうか。
というのも、そもそも、この本は、
「〇日でできる、△△の法則」
とか
「〇こすれば、△▽は解決!」
みたいな、そこらの自己啓発本やハウツー本とは、レイヤーが違ってむしろ学術本(大学とかで使いそうな)とイメージしていただけると、どんな本かイメージできるかと思います。
(ちなみに、500ページを超えています!!)
また、内容は、普通の経営とことなり、「ラグジュアリー戦略(ラグジュアリーブランド運営の戦略)」に特化した内容です。
(※その定義からしっかり説明してくれています)
なので、一般的にすぐに必要な知識ではないです。
でも、個人的には大好きでした!
既存戦略とは常軌を逸するのがラグジュアリー戦略
そもそも、これを読むきっかけは、無論ORIPIKAN(おりぴかん)の為です。
実は、金持ち兄さんから
「通常のビジネスの戦略とラグジュアリーブランド(ルイ・ヴィトンなど)の戦略は違うんだよ」
と言われ、紹介されたのがこの本でした。
ラグジュアリー戦略は、要はラグジュアリーブランドを創設・経営していくには、どうするか?
ということを(細分かして、一つ一つ丁寧に)書いてくれている本です。
とってもざっくり内容に触れますと
通常の経営戦略(マーケティング一つとっても)と同じ戦略を取ってはいけませんよというものです。
【Lexusはラグジュアリーブランド?】
この本の中では、
(実は、結構混同しすぎな、)プレミアムブランドとラグジュアリーブランドは、明確に区別しています。
初めて読んだ時は驚きましたが(内容を読めば納得です。)本書の中では、
Lexus(Toyotaの車)は、ラグジュアリーブランドではなく、プレミアムブランドに分類されています。
※これに驚いた方は、それだけでも、読む価値ありかもしれません
【マーケティング】
浅く読んでしまうとマーケティングに関して結局のところ、
「他と違うことをしろ」
「差別化でしょ」
とか
(知っている方には)ランチェスター戦略に帰結するように思われがちですが、(ランチェスター戦略は、十二分に現代でも戦略と考えています!
このような例外は除いて、大概ランチェスター戦略は有効)
よくよく読むと(もちろん概念的に近い部分や、共通する部分が全くないわけではありませんが)ラグジュアリー戦略においては、やはり違うわけです。
一貫性
いくつか、共通部分はありましたが、今回もっとも、個人的に印象に残ったのは、やはり
【一貫性】
です。
これは、ほかの戦略(によるけど)でも、ラグジュアリー戦略でも良い結果を出したいのであれば、一貫性が重要であるという点は、同じというのが現在の私の結論です。
特にブランディングにおいては、まさにこれに尽きるかと思います。
※ただし、何をもって一貫性とするかは、視点により変わるかと思いますが
あとがき
また偉そうなことを書いてしま(ってすみません。)いましたが、内容が濃すぎて、ここでは、0.01%(未満)しか書けません。
さらに言うと、僕自身、天才でもなければ、速読マスターでもありませんので、また何度もじっくり読みなおしたいです。
僕にとっては、一つのバイブル本になります。
以上
Ak1-Nakamura
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