山本寛斎氏にはまる

BOOKs

完読

心理学にのっとった心理的思考は好きだけども、根性論や精神論は嫌いなAk1-Nakamuraです。

ただ、たまには(というか今回に限っては)いいなと思ったし、今回の両著元気とパワーをもらってしまった。

さらに、ちょっと掘り下げると、精神論よりの本も心理学的に解釈して読むことで、より理論的に取り込めるので、とっても、学びになったというのが、今回の結論です。


きっかけ

実は、今回の2冊の本を読む前にも一度(具体的な理由は忘れましたが、)『死にゃしない!OK!』(山本寛斎(著)、日本実業出版社)を読ましていただきました。

読んだのは、たぶん、2・3年前で、このタイトルから察するに、ちょっと落ちてるときに読んだのではないかと思う。

けど、今回は違って、別の明確な理由がある。

私がしようとしてることにを実現するために情報収集するにあたり、一番近いことを成し遂げることができる人はいないかなと思い、ちょっと探していたおり、見つけたわけです。

僕が今一番力入れているORIPIKAN(おりぴかん)でしたいことは、

このHPのトップでもわかるかもしれませんが
日本のルイヴィトンなわけです。

(おこがましいですがw)

早い話が「海外からみて、日本の日本らしいラグジュアリーブランドといえばORIPIKAN(おりぴかん)」だよね といわれるのが理想なわけですw

(そこでも書いてるかもですが、そういったブランドができれば
これを媒体に、ほかのものつくり産業の職人になりたい人もお金の心配せずにしたいことできるのではないかと思ってるのです)

日本人デザイナーで世界的な人は多々いますが、日本から日本らしいエンターテイメントをバシバシアクティブに海外発信してる人っているかな~って考えたら。

「あ、山本寛斎氏がおった!」

となったわけです。

※山本寛斎氏については、説明するまでもないかもしれませんが、
詳細は、私が言うことでもないので、こちらから、ご確認ください。

いろいろ学べる部分もあるかと思い、、、というか、先人に聞くのがやはり早いので
今回は先ほどの書物よりも最近書かれた(といってもちょっと時間たってるけど)
『熱き心』(山本寛斎(著)、PHP新書)
『上を向いて』(山本寛斎(著)、祥伝社)
を完読させていただきました次第というわけです。


感想

ほぼほぼどちらも自伝ですが、
先に感想をいうと
「読んでよかった!」
「元気頂きました♪」
という心持ち(ありふれた言葉ですみません)

ヒトの自伝や、経営やビジネス書以外の本はほとんど読まないので、そういった本を読んでる人がどういった評価をされるかはわかりません。

ですが、個人的には、自身で新たな道を駆け抜けてってらっしゃる姿が、本から伝わってくるので、自分ももっとできるというか、負けてられないなと、火をつけてもらった感じです。

もうひとつ個人的に学んだというか、思考の幅が広がったのは、
実績も含めご本人が、既にデザイナーの域を逸脱して活動している、
という点です。

それは「面白いことに没頭するということが大事」ってこと
もちろんこの言葉のおもしろさだけに没頭して中身のない発想をしてはいけないですが、改めてその重要性というか、考えを再確認させていただきました。

ただのデザイナでないことは、ご自身も把握してて、顧客の魂を揺さぶるということを、ファッションデザイナーという粋をこえて、イベントで成してるあたりにとても魅了されたわけです。

ORIPIKAN(おりぴかん)の全てをプロデュースさせてもらってますが、現状は、まだまだ私の構想にまったく追いついてないのです。
個人的には、もっと使いやすく躍動的なページにしたいですし
IoTを組み込んだり、工芸品を教育(RPG要素のあるゲーム)にくみこんだり、してみたいですし
より、ブランドのイメージを理解していただくために動画も作りたいですし、ひいては音も作りたいわけです。

例えば
現在の考え方だと、
「あなたの職種は?」と聞かれたら

なんか一つの職種を答えるのが(日本では)普通の感じですが、実際のところやってることをちゃんと言おうとすると、「いろいろ屋さん」になっちゃう

ただ、これも正解なのだと肯定してくれてる気がしてうれしかったです。

※もちろん、実際には、この答えは、「なんでも屋さんです」では、まったくもってダメなので見せ方というか、聞き手にしっかり伝える努力は必ず必要ですが。


他の感想と考察

日本についても触れる部分があり、まだまだ私自身の知らない切り口を発見することができたことがもう一つの学びです。

伝統文化は売りにはならない?

『上を向いて』 p.166 より

というテーマがある。

これには、個人的には「伝統文化は売りにはならない」という方に1票です。

そういったものを応援させていただいてますし、扱うこともあるし、大好きなのですが、それがそのまま受け入れられるとも思えないと思ってる。

というのが本心です。

※批判の声が上がることもあると思うので、それはそれでいいです
メッセージください。

じゃあ、ダメかというと、そういうことはないと思ってるのも事実で、
(でなきゃORIPIKAN(おりぴかん)はやってないですw)

※展示会などに多々出展させていただいていますが、ほぼ私の自己負担でやっています。

要は見せ方だったり、どのように表現したりするかだと思ってるわけです。

特にわるいのは、伝統工芸を寄せ集めるだけの展示会など
世界観やターゲットが明確ならいいのですが、伝統工芸におんぶにだっこのモノを時々見かけるが、これは、正直わけがわからない。

ただ、工芸品や歴史のあるものは、そこがちょっと難しいきがします。

とある番組で、アートディレクターの佐藤可士和さんもおっしゃってましたが

「どの部分を変えてどの部分を残すかが難しい」

ということ。

これを聞いた時、「なるほど、確かに」と思ったのを今でも覚えています。

表現や見せ方、また、プロダクトそのものに変化を加えてた時に、それが、伝統工芸といわれなくなってはいけませんし、職人の方々の思いを裏切るようなものになってはいけないと思ってるわけです。

ちなみに、活躍されてるデザイナーさんたちは、その加減がとても上手ですごい。

山本寛斎さんはこれを
~生活の中に美を発見する才能であり、自然界の万物を紙に置き換える感性があり、器用で妥協しない生真面目さや誠実さであったりする。つまり「変わらないもの」とは、先祖から受け継いできた「形ないもの」でもあるのだ。」
と革新の部分にふれてらっしゃる。

と、考察はここまで。

とにもかくにも、多くの学びをありがとうございました。

Ak1-nakamura

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