見えないけど増える

言志四録~地を歩む日進月歩~

プロローグ

小学生の頃は、いろんな絵やイラスト、キャラクターを真似して書いていました。

ポケモンや

遊戯王や

ワンピース

などなど

上げればきりがありません。

あるとき、

友人の影響でガンダムにはまった時期がありました。

(リアルな方ではなく、2頭身のSDガンダム)

ある日、力作を友達に見せたときの言葉が衝撃的で…

今でも覚えています。

それは…

エピローグにつづく…
 

 


なんでもかんでもはだめ!?

今日の言志四録はこちらです。

一物を多くすればここに一事を多くし、一事を多くすればここに一累を多くす。

言志四録 原子録 第二一九条

意訳)ものが一つ増えると、やることが一つ増え、やることが一つ増えると、わずらわしいことが一つ増える。

佐藤一斎[著] 岬龍一郎[編訳] 言志四録 株式会社php研究所 p.74より

本書では加えて、

ジンギスカン(「元」帝国の創始者)を例に出し、利益になることを一つ新しく始めるよりも、今、害になっているものを一つ減らす方に力を入れるべきことの重要性も説いています。

ということも言っています。
 


これが意外と難しい。

この言葉は、なんどもかみしめたくなる言葉です。

なぜなら、分かっていてもついつい何か増えてしまうことが多いからです。

増やすより減らすのが確実でわかりやすい

たとえば、利益を伸ばすこともジンギスカンの例にあるように

まずは、「減らすこと」が大事です。

金持ち兄さんもおっしゃっていますが、

利益を伸ばすことももちろん重要ですが、

まずは、現状の(固定費も変動費も含む)出ていくお金を見直すことの方が

確実で簡単です。

ランチェスター戦略

また、ランチェスター戦略でも

弱者の戦略の場合

何でも手を出すよりも、

主軸事業一つに絞り込むことの重要性が示唆されてます。

というよりも、なんでもてをだすと自滅するといってます。
 

 


そして意外と気づかない

この言葉のいいところは、

ただ減らせばいい

シンプルにしろ

というのとは、少しニュアンスの違う点です。

「物事を1つ増やすだけ」

なら意外とだれでもしてしまいそうです。

それに、意識に上がります。

ただ、それに伴って+αで余計なことが増えていることは、

意外と見えにくいということ

に気付かせてくれます。

たとえば

事業一つとっても

何か事業をする

と決めただけでも、

プランや時間、労働力、管理業務など

わずらわしいことが(一つと言わず、たくさん)増えます。
 

 


エピローグ

プロローグの続きです。

ガンダムの力作を書いた友達が言い放った衝撃の言葉は

「かっこいいけど、装備多すぎると重くて機動力が落ちるよ」

というもの、

「!!!!」

てっきり描いた絵に共感して、盛り上がると思いきやまさかの一言でした。

当時の私は、ただただ落胆しましただけでしたし(笑)

友達もあまり深く考えず言ったかもしれません。

ですが、今思うと

実際のところ、重装備でしたし

それぞれの武器を全部扱うのは無理です

リアルに考えすぎかもしれませんが(笑)

子供の落書きでそこまで考える必要はないかもしれませんが、

数十年ぶりに言志四録とともに学びをくれた友人に感謝
 

Ak1-Nakamura

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