プロローグ
昨日までの台風で、新幹線の中で長時間立ち往生でした。
ということで、せっかく時間もできたので、 持ってきていた本をのんびり読んでおりました。
それが、本日紹介する本
『僕は君たちに武器を配りたい』瀧本哲史(著) 講談社文庫
です。
実は、まだ6割くらいしか読んでいませんが、フィードバックできそうなので、ブログアップします。
どんな人向け?
読みやすさでいうと…
今回の本は、私は文庫本の エッセンシャル版を読みました。
エッセンシャル版ですので、おそらく原書よりも少しライトになっているかもしれませんが、
それでも、日頃読書をしていない方には、ちょっと重いかもしれません。
それでも、皆に読んでほしい。
読めばわかりますが、この本は
瀧本哲史氏が、これからを生きる若い人たちに向けて、
まっすぐに、そしてシビアに現実を突きつけてくれます。
というと厳しくてとっつきにくく感じる方もいるかもしれませんが、
そういうわけではなく、
考え方や啓発的な部分に偏った啓発本よりも
現実的に、世の中の渡り方を教えてくれています。
特に、
「就活生(学生)」
「就職したばかりの人」
「20~30代の人たち」
には、とってもためになると思います。
※さらにいうと、エッセンシャル版は、2019年に刷新していますので、2019年以降でも通用する部分を残している分、より要領よく読めるのかと思います。
ルールを知っているか?
何かを定める為には、「何事にもルール」があります。
スポーツやゲームだとわかりやすいと思います。
スポーツにもゲームにもルールがあります。
ルールを知らずには、ゲームには勝てません。
というかルールを知らないと、勝てないです。
※天才や強運の持ち主なら違うかもしれませんが。
これは、当然かと思います。
じゃ、生きていく上では、生きていくための「ルール」があります。
が、たいていの学校では、この辺を教えてはくれないわけです。
現代資本主義社会のルールブック
それでは、私たちが生きているルールは?
それが
「資本主義」
というわけです。
と聞いて
資本主義について1から勉強
(するにこしたことありませんが)
していなくても
わかりやすく教えてくれますのが、この本でした。
最もうれしい教訓
もちろん本書では、
「ただ現代の資本主義世界はこんな感じだよ」
と伝えるだけではありません。
これからの世の中で勝つための方法を「具体例」を用いて教えてくれます。
少し極端なネタバレになりますが
これから生き残るタイプとして、本書では
・マーケター
・イノベーター
・リーダー
・投資家
を上げています。
さらに、それぞれについて解説までしてくれています。
お勧めの理由
今の世の中がどんなものか
どんな風にできているか?
学生でもわかるくらいで解説してくれています。
それを踏まえて、どのように勝ち残るかを教えてくれるところです。
エピローグ
実は…
今回の本を読んだきっかけは、ある種の「追悼」でもあります。
瀧本哲史氏は、つい先日 満47歳という若さでこの世を去られました。
恥ずかしながら、ニュースよりも人づてに聞き、それからこの本を手に取りました。
別の著書『戦略がすべて』を再読後、この本を拝読しました。
いずれの本も、
本そのものの「販売」でも
ただ著者の言いたいことを言うわけではなく、
客観的に、 若い人たちのために、
この私たちの生きる資本主義をどう生きるかを
率直かつ現実的に書いてくれています。
大変勉強になりましたし、それこそ、先ほどお勧めの方にあげた人にはホントお勧めの本です。
心より感謝とお悔やみ申し上げます。
Ak1-Nakamura