プロローグ
久しぶりの書籍の更新です。
今日は、『調べるチカラ』(野崎篤志(著)、日本経済新聞社)
を読んでの感想です。
ちなみに、仕事柄「情報収集」はマストです。
改めて、王道を学ぶべく、複数読んだ本の内の一冊が今日のこの
「調べるチカラ」です。
一般社会人から幅広くおすすめ
特に
「情報収集をどうすれば分からない!」
という方には、おすすめな本でした。
特別な専門用語を使わず
「なんで調べ方が必要か?」(前半)
「どうやって調べるか?」(後半)
ざっくり大きく分けると二つに分けて、説明されています。
ある程度読書慣れしていれば、高校生・大学生でも得るものがある内容かと思います。
というと、レベルが低く感じるかもしれませんが、
そんなことはなく、
読んでて、(個人的には)とても楽しい本でした。
情報収集は学校じゃ教えてくれない
情報収集の方法って学校で習う人っていらっしゃるのでしょうか?
大学で、戦略レベルから、戦争の勉強をされてたりした人は、
もしかしたら、学習したかもしれません。
(言うまでもなく戦争では情報は必須=というか命とりなくらい重要ですからね)
が、
レポートやプレゼンの経験のある人がいても、
社会人になっても、良い上司に恵まれないと、
調べ方は独学になるのではないでしょか?
要するに、
比較しにくい部分なので、「スタンダード」がわからないのです。
だから、自分の情報収集スキルがどれくらいかもわかりません。
「この本をスタンダードにせよ」
とは言いませんが、
(そんなおこがましいこと言えません)
どれくらい調べるのが、良いかなど
(相対的に)ある程度の指針になる点でも役に立つかと思います。
イーサン・ハント知ってますか?
ちょっと映画の話をします
ここからは、個人的に好きな部分をちょっとピックアップします。
「イーサン・ハント」をご存知でしょうか?
わかりにくかった人の為に…
「ジェームズ・ボンド」をご存知でしょうか?
映画好きなら知らない人はいないかもしれません。
「イーサン・ハント」は、映画「ミッションインポッシブル」シリーズの主人公で、アメリカのCIAのスパイです。
「ジェームズ・ボンド」は、映画「007」に出てくるイギリスの諜報機関のスパイになります。
プロが見ているもの
両方に共通するもの
それは、
ともに情報を扱う機関に属している
(それも、国の存続が関わっているので、大事な機関)
ということです。
さて、スパイやエージェント(っていうとかっこいいかな?)の調査ってどんなものなのだろう?
と(勝手に)想像してみると
なんとなく、特別な情報網があって、
私たち一般ピーポーでは、触れられない情報をいっぱい持っていそうじゃないですか?(笑)
公開情報と非公開情報
特殊な情報網がありそうが、実はそんなことはないらしいのです!
この書籍でも言われていますが
(この書籍に関わらず、複数の本でも、出典をこのブログでは記載していないので、ちゃんと他の本も読んでんて下さいね)
情報収集のもとの情報の90%が公開情報(私たちでも見つけられる情報源)
ということです。
(便利な世の中ですね)
情報源と調べ方
映画関連のトピックでしたので、少し熱くなりすぎました。
ですが、
ちゃんとした情報源と調べ方を知れば、
さすがに、政府の諜報機関ほどではないにしても
「(大概のことは)自分でも調べられる」ということです。
言い換えれば
自分でもよい情報を「収集できる」と自信も与えてくれる書籍でした。
エピローグ
ちなみに、
上記にあげた「スパイ映画」(?)も
推理物語系の探偵も
「人」からの情報源が欠かせません。
私たちの実世界とは少し離れますが、
・スパイ映画だと、送り込んだスパイや敵国などからとらえた捕虜からの情報
・探偵ものですと、情報屋がいたり、聞き込み調査をしたり
という光景は、よくみます。
この本ではもちろん、この「人」の情報源についても、書かれています。
ネット社会になってもやっぱり「人」の重要性を再認識させてくれました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
これから情報収集をされる方
情報収集について知りたい方
気が向いたら読んでみてはいかがでしょうか?
Ak1-Nakamura